高級絨毯といわれる所以

高級絨毯といわれる所以

ペルシャ絨毯の中には1000万円を超える高値が付くものも存在する。
クム産の有名工房で作られるシルク絨毯やイスファハン産やタブリーズ産の有名工房で作られるウール絨毯などがあげられる。
このような高級絨毯はまず、デザインの図案から高額で取引されている。
これをもとに素材や染色を徹底的に追求し、複雑なデザインを優れた技術のある職人の手作業によって一つずつ糸を結んで作り上げていくのだ。
サイズの大きいものだと一枚を作るのに2、3人の職人が同時に結んでいくこともあるようだ。
デザインを鮮明に表現するためにはより細かい糸を結んでいくほかない。
当然太い糸で結い上げていくより遥かな技術と時間が必要になる。
一枚の絨毯が完成するまでにおよそ5年もの年月を要する逸品もあるそうだ。
このように同じ材質のものでも糸の太さによって絨毯の価格が左右してしまうのである。
これだけ高価なペルシャ絨毯であるが、デザインを観賞するだけでなく絨毯としても実用的である。
手織りで作られるため丈夫で踏み心地もよいことから、ヨーロッパで絨毯を使用している家庭の5割は手織り絨毯を愛用しているのである。

Comments are closed.